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こんにちは。Mnt.と申します。
とある声優事務所に所属している声優です。
【性別】男です。(あれれ?興味なくなっちゃった??)
【芸歴】劇団なども含めて延べ十年くらいでしょうかね。
【趣味】山と温泉と読書です。行く場所は近場の高尾山か奥多摩ですね。山岳部みたいな真似はできません。ちょっとハイキングコースを歩くだけです。空気のきれいなところで本を読むのが最高に幸せですね。
【特技】財テク。ちょっとだけ金融関係の仕事をしていました(もちろんバイト)。このブログでは金融関連のアフィリエイトを貼ることを考えています。
【愛車】ヤマハ「E-Vino」。とてもかわいい相棒ですが、遠くに行く時は電車に乗ります。四輪の免許は、今後も取ることはないでしょう。都内は車の維持費が半端ないですからね。原付自転車で十分です。
【職業】実質的には臨時の郵便局職員、臨時の公務員、コンビニ店員、ティッシュ配り、テレアポなど多数。それから、クラウドワーキングもしていますので、それに関するアフィリエイトも貼ってみたいと思います。声優です(`・ω・´)キリッ!!
徐々に仕事は増えていますが、月に0~2本といった程度です。
事務所には感謝しています。これからもお世話になります。
ただ、正直、生活できません。
30を過ぎたのに、月収が20万稼げるのが稀です(少なくとも記憶にない)。
勿論、これはギャランティの収入ではありません。アルバイト代を含めての全額です。
正直、親孝行もしたい。
そこで、どうしようかと考えた結果・・・
「ネット声優」を始める事にしました。
「ネット声優」とは、自宅等で収録した音声をインターネットを介して、必要とするお客様に販売し、代金を頂くという仕事です。
サークル活動等の場合、無償で行われる事が多いのですが、まれに、有償の案件もあります。
さらに、最近は、通信環境の進化や「クラウド」の利用により、活躍の場が増えています。
クラウドソーシングサイトでは、声優やナレーターの求人が盛り上がってきました。
これは、お小遣いが稼げるのではないか?という軽い気持ちで始めてみたら…少し、稼げてしまいました。
しかし、事務所所属の声優のほとんどがそうだと思うのですが、事務所以外で仕事をする事は禁止とされています。サラリーマンの就業規則における「副業禁止」のようなものと考えてください。
事務所から許可を得られれば仕事ができますが、「ネット声優」に関しては、禁止とする事務所が多いのではないでしょうか。
それはなぜかというと、「ネット声優」は通常のスタジオで行う収録のプロの料金と比較すると、桁違いにギャランティが安いからです。
声優事務所の多くは、「ランク制」という制度を採用し、声優のギャランティが一定以上になるようにしています。よく知られているのは「ジュニアランクは、アニメの台詞一言でも1本15,000円」のようなアレです(実際のところは必ずしもそうはなっていませんがね)。
これは、諸先輩方の長年の努力の結果確立した慣習で、声優の生活を守るために存在しています。
ところが、「ネット声優」はその「ランク制」とは関係なく、純粋な市場原理、すなわち、需要(=お客の欲望)と、供給(=声優の欲望)の均衡点)でギャランティが決まるため、供給過多(声優やりたい人が多い)の状況下では、基本的には「安く」なってしまいます。言い換えれば、「安くても良いから仕事をしたい」という声優が多いという現状があります。
これによる価格破壊が起こらないよう、業界の暗黙の了解として、事務所所属声優に対する「禁止」措置をしているのだと考えられます。(それって、声優のためにならないんじゃ…)
言い分は、わかりますよ。wakarimasu。輪借ります。
業界の価格破壊が進むと、ネットに仕事を奪われ、今、現場で働いている人達の収入が減ってしまうので困る、という気持ちは理解はできます。また、安易な価格競争は回りまわって同業者の首を絞めるという考え方も一理あります。
ただ、声優の立場としては、間違いなくメリットがあるんです。「ネット声優」は、自宅で簡易な録音設備で行えるため、交通費やスタジオ代がかからず、極めて低コストです。たとえギャランティが安くても、かなり効率よく稼げます(例えば、作業時間20分でギャラ1500円=時給換算4500円だったら、十分美味しいでしょ?)。売上が少なくても、費用も少ないため、利益が十分に出るのです。
それでもなお、ネット声優をすることに否定的な人は多いでしょう。
しかし、私は業界関係者の生活を支えるために声優をやっているのではなく、自分のためにやっているのです!
そして、同業者(声優)の方々は、ぶっちゃけた話「敵」です。彼らの生活を守るために、私が遠慮する理由などないのです!
時代は変わっていくのです。
かつて隆盛を誇った日本の製造業が、新興国に仕事を奪われたのは、価格破壊のためです。では、新興国を恨んで日本に仕事が返ってきますか?それは無理な話です。
もし、再び高い価格で仕事がしたいのであれば、それ相応の価値や、ブランドを提供しなければなりません。
仮に「プロの声優」が「ネット声優」に仕事を奪われたとしたら、所詮、その程度の価値しか提供できない(=実力がなかった)ということです。
第一線で活躍しているような価値のあるプロでしたら、「ネット声優」の事など気にする必要はありません。全く競争の土俵が違います。
まず、同じ土俵に立ってもらうのは、技術的には自分と同レベルだけれど、コネクションで仕事を得ている声優の方々です。
なぜなら、インターネットというのは、コネクションを持たざるものに、その一部を提供してくれる便利な道具であり、環境だからです。
なんと!インターネットがあれば、私にも、コネができるんです!
仮に私がネット声優をして、彼らから仕事を奪い取れば、彼らは路頭に迷い廃業します。すると、供給(=声優の数)が減ります。
供給が減れば、価格は自ずと上がるはずです。懸念されるダンピング状態は、時が経つにつれ、是正されると考えられます。
地道に技術を鍛えるという馬鹿正直な戦略をとる役者が、勝てる可能性が大きくなります。
私はその方が健全だし、楽しいと思います。いい時代になりましたね!
アマチュア声優の皆さんは勿論、プロの声優で十分に実力を発揮する機会がない方々も、時代の波に乗りませんか!?
自分の欲望に忠実になりましょう!!
巻き起こせ!声優業界に価格破壊の嵐を!
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それではまた。
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