弱肉強食かつ無秩序な世界を生き残れ

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おはようございます。Mt.です。
私のブログの名前に、価格破壊という文言が入っている以上、声優のギャランティの話には敏感になります。
こんな記事を見つけました。
togetter
フリーランスの声優が報酬を書かない理由と相場とか無いって話
https://togetter.com/li/1097664
周りの迷惑にならないように価格を言わないというのは、まとめで主に語っていらっしゃる方は、とても善意のある方なのだと思います。
私も価格を言っていません。それ以前に、宅録していますと言うことを、ネット上に公開していません。ですが、募集を見つけたら、自分で決めた最低基準を上回っていさえすればすべて応募しています。
そして、応募する際には、全力を尽くしています。
最低基準の決め方は、いつかこのブログでも書きました。
条件は、唯一、これです。
必要経費+予定作業時間×アルバイトの時給<ギャラ
仕事のジャンルや、作品の世界観など、ほぼ興味ありません。
収録物に対して、適切なギャランティが支払われるかどうかのみが、私の関心事です。
それではまた。
以前、ギャランティの妥当な価格について、書いた記事はこちらです。
値決めの仕方について考える。その1
値決めの仕方について考える。その2
値決めの仕方について考える。その3
値決めの仕方について考える。その4
値決めの仕方について考える。その5

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値決めの仕方について考える。その5

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おはようございます。Mt.です。

それでは、ギャラの最低金額を求める式を考えてみましょう。
時は金なりなので、早速答えです。
答え:y=ax+b

です。簡単ですね。(数学アレルギーの方は目を覆いたくなるでしょうが…)

y=最低金額
a=変動費率
x=作業時間(単位:時間)
b=固定費
としました。

変動費率は、前回の記事における1101円、固定費は、1035円です。
なので、私の場合は、

y=1101x+1035

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作業時間が1時間なら、x=1を代入し、2136円
作業時間が5時間なら、x=5を代入し、6540円

この計算で、ギャランティが黒字になるか赤字になるかの分かれ目となる金額が出ます。

aとbについては、環境や能力によって変わるので、ご自身の値を求めてみてください。
それではまた。


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値決めの仕方について考える。その4

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おはようございます。Mt.です。

それでは、具体的に、私の場合はどのくらい費用が掛かっているのかご紹介します。
お金がかかる他に、時間についても時給換算します。
作業は1時間を想定します。

【固定費】計1035円(→ナレーションの長さにかかわらず、一度収録したら必ずかかる費用)
機材の準備にかかる時間…15分=250円
仕事の相手とのメールにかかる時間…15分=250円
ファイルを納品する時間…15分=250円
請求書や領収書の郵送費…82円×2+ポスト往復15分(250円)=414円
機材の減価償却費(便宜上、償却期間5年、残存価格ゼロ、定額法、一日あたり)…PC(27円)+マイク(4円)+オーディオデバイス(4円)=35円

【変動費】1時間あたり計1101円(→基本的に仕事量が多い程増えていく費用)
収録時間…15分=250円
編集時間…30分=500円
原稿をプリントする紙代、インク代、時間…紙1枚(1円)+インク(10円)+15分(250円)=261円
収録時間にかかる家賃…90円
以上より、私が1時間の作業をする場合の損益分岐点となるギャランティは、
1035円+1101円=2136円です。

この値を上回るギャランティを請求するのが、まず第一歩となるでしょう。
次回は、簡単な式で考えられるように、一次関数の式にしてみましょう。

それではまた。


値決めの仕方について考える。その3

こんにちは。Mt.です。

「値決めの仕方」の続きです。
今日は、ギャランティを、固定費と変動費に分解してみます。

固定費というのは、仕事を「やるだけで」必ずかかる費用(又は時間)です。
変動費というのは、仕事の分量に応じて増えていく費用(又は時間)です。
※時間は、時給(例1000円)でお金に換算します。

この二つの合計を超えるギャランティを得られれば、その仕事は「利益を得た」ということになり、
逆に、この二つに満たないギャランティであれば、その仕事は「損をした」ということになります。

固定費とは、
具体的に、機材の準備にかかる時間、仕事の相手とのメールにかかる時間、ファイルを納品する時間、請求書や領収書の郵送費、機材の減価償却費などが該当するでしょうか。

変動費とは、
具体的に、収録文字数が多ければ多い程増えていく収録時間、編集時間、原稿をプリントする紙代と時間、作業時間にかかる家賃などが該当します。
損をしないよう、出来るだけ利益を得られるよう、でも、高いと感じさせないような範囲で値段を決めればいいのではないでしょうか。

次回は、私のケースでは、固定費と変動費がいくらくらいかかっているのか、書いてみます。
それでは、また。



値決めの仕方について考える。その2

おはようございます。Mt.です。

値決めの続きです。前回のおさらい。

…バイト代
…スタジオで録った場合のギャラ
…宅録でのギャラ
A<C<Bになるといいのではないかと考えました。

ここでは、30秒のWebCMナレーションを例にとりましょう。
宅録での作業時間は、1時間と仮定します。
スタジオ収録でも編集込で同時間とします。

Aについて。
やはりプロのナレーターとしてやる以上、単純作業よりは稼ぎたいですよね。値段は、ご自身の普段の賃金で計算してください。ナレーションの収録・編集作業が1時間かかる時、普段時給1000円で働いている方であれば、Aに入る数字は、1000円となります。

Bについて。
宅録もナレーターはプロとはいえ、設備に関しては専門のスタジオに比べると劣ります。よって、スタジオ収録よりは安くすべきではないでしょうか。そうでないと、価格競争で負けます。スタジオを借りると、まずスタジオ代、機器を操作+編集作業をするエンジニアさんの時給、ナレーター自身のギャランティの3つは、最低でもかかります。仮の数字でそれぞれ1時間あたりの最低金額を計算すると、スタジオ代3000円、エンジニア代4000円、ここまでで合計7000円、これにナレーターのギャランティとなります。1時間で終わるなら…安くて8000円(交通費込)くらいでしょうか??

Cについて。
AとBから、1000円以上15000円未満であれば、妥当であると思います。

ただし、この例から、じゃあ、30秒の倍の長さの1分ナレーションなら2倍にすればいいかというとそうでもないです。もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ナレーションの長さに、作業時間や費用が比例するわけではないからです。

どういう事かというと、

ナレーションの長さに関わらず、ほぼ等しくかかる費用や時間(固定費)と、
ナレーションの長さに、ほぼ比例する費用や時間(変動費)によって、全体の費用ができあがっているからです。
次の回に、固定費と変動費に分解して考えたいと思います。

それではまた。