加速する「声」の量産化

こんにちは。Mnt.です。
昨日ネットにあがっていたニュースで、これはというものがありました。

英ダイソン、電気自動車に参入へ 20年までに独自開発 (9/27(水) 3:21配信 日本経済新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170927-00000012-jij-eurp

は?ダイソン?自動車?声優とは何の関係もないじゃないか?
そう思われる気持ちもわかりますが、関係あるんです。

声優と掃除機が関係あるわけではないです。
家電と自動車の「関係性」が、関係あるんです。

電気自動車というのは、従来の内燃機関を持つ自動車と比べて、はるかに単純な構造になっています。ざっくりいうと、電池とモーターでできています。部品の数も遙かに少ないです。

これはどういう事を意味するかというと、複雑な設計や製造をする高度な技術、部品を製造する外部のさまざまな専門的な会社との取引や長年の関係構築が必要なくなり、発展途上国や、自動車を作っていなかった家電製造企業でも、自動車が作れるようになると言うことです。

近い将来、ケーズデンキのパソコン売り場や、ドンキホーテの電動自転車売り場の隣りに、電気自動車が置いてあっても不思議ではない時代が来ると思います。モーターと電池を組み立てるだけなので、大量生産すればコストも大幅に低下し、値段がかなりお安くなるでしょう(それでも利益は出ます)。

こんな形の自動車が街中を走ってもおかしくありません。


↑この不思議な機械はなんでしょう?答えは・・・

さて、この「従来の内燃機関を持つ自動車」と、「電気自動車」を、従来の声優と、ネット声優に置き換えて考えてみてください。
ネット声優は、演じる技術さえあれば、高度なスタジオ設備や、長年にわたって構築するコネクションがなくても、十分に仕事ができて、報酬もいただけます。金額は従来のものよりも安いかもしれませんが、それ以上にコストが大幅に下がるため、十分に利益は出ます。

各国が電気自動車を推奨する方向に政策の舵を切るように、インターネット動画のナレーションがネット声優を多様するようになるでしょう。
この恩恵を受けるためには、とにかく先鞭をつけることが大切です。
アメリカのテスラモータースは、時代に先駆けて電気自動車を製造し、世界中で予約が殺到しています。

ダイソンの電気自動車も、追随して売り上げを伸ばすかもしれません。
ただ、簡単に作れるからといって、次々に企業が参入するとどうなるでしょうか。
当然、過当競争に陥りますね。
過当競争に陥った時、それでも利益を上げられるかは、ブランドを持っているかどうかが関わってくると思います。

ブランドの源泉は、長年の信用や愛着なのではないでしょうか。
先行者利益の最たる物、それは、ブランドを持てることです。
さあ、今すぐ、宅録を始めましょう!(結論が、いつも同じ)

それではまた。