声優の生存競争 | 声優オーディション情報

こんにちは。Mnt.です。

大型の台風が発生したとの事で、被害が心配です。
普段、声優として読解力を鍛えるという意味でも、色々読書をするのですが、興味深い記述のある本がありましたので、ご紹介します。

『今日、派遣をクビになった　15人の底辺労働』（増田明利著,彩図社,2009年）
この本の62ページから、「年越し派遣村訪問記」という記事がありました。

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その中に、「声優になりたくて・・・」という段がありました。
取材に答えた28歳男性は、フリーターをしながら声優を目指したものの、目が出ず、派遣の仕事もクビになり寮を追い出され、今はネットカフェなどを渡り歩いているといいます。
非常に身につまされましたが、私の肌感覚で言えば・・・

割と平均的です。

都内でアルバイトをしながら養成所の授業料を払って・・・となると、かなりきついです。
彼も月に１５万円くらい稼いでいたようですが、きついでしょうね。１５万ってフリーターとしては頑張っているとは思いますけれど、この金額だと、養成所以外の自己投資はできないでしょう。
養成所は一度のレッスンで5000円くらいかかります。（年額を回数で割った金額）
問題の多いシステムです。

２８歳という年齢は、仕事（声優じゃなくて通常の企業の）が見つかりにくいでしょう。彼はその後どうしたのでしょうか。2009年発行の書籍時点でその年齢という事は、私とほぼ同世代です。

私も声優の仕事だけでは生活できないので、アルバイトを探すのですが、現在、２３社連続不採用になっています。正直、きついです。でも、がんばります。ごきぶりのようにゴミを食ってでも生き残ります。

それではまた。
あ、そうそう、私が持っていない増田明利さんの新しい本が出ていました。古本屋で見つけたら買いたいです。
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